しばらくメンタリング関連の話が続いたので、少しテーマを変えてみたいと思います。
研修を実施すると、当然様々な参加者がいるのですが、どのようなタイプに分けられるのでしょうか?
私は、一つの分け方として、性格的に肯定的か否定的かどうかと研修参加に対する前向きな意味づけが自分なりにできているかどうかで、大きく6つに分かれるのではないかと考えています。
今回は、性格的に肯定的な場合の3つのタイプについて説明させていただきます。
【Type1:優等生タイプ】
・基本的なスタンスとして物事に前向きに取り組むタイプ
・前向きな意見が多いため質問や話を振りやすく、場のムードを盛り上げてくれる
・周りと比べてやる気の面での温度差がありすぎると、逆に場をしらけさせてしまう可能性がある
【Type2:ブレインタイプ】
・自分なりによく考えながらも、肯定的に物事を考えることができるタイプ
・建設的な意見が多いため、場を内容面で盛り上げてくれる
・内容面に対する興味をなくしてしまうと、場をしらけさせてしまう可能性がある
【Type3:お使いタイプ】
・非常に真面目だが、あまり考えずに行動するタイプ
・真面目に取り組むので、場の緊張感を保ってくれる
・質問などに対しては、無難な発言が多く、場をしらけさせてしまう可能性がある
ポイントとなるのは、各Typeの使い分けだと思います。
例えば、ある質問に対して複数の参加者の意見を聞きたい場合に、最初からType2の参加者に意見を聞いてしまうと、ハードルがあがってしまい、他の参加者が発言しにくくなってしまいます。
逆に、質問内容のレベルが高くて、Type1やType3の参加者に意見を聞いてもあまり良い意見が出てこなさそうな場合は、逆にType2から聞いた方が良いかもしれません。
いずれにせよ、インストラクターは、各参加者のタイプを見極めた上で各Typeの参加者を上手に巻き込みつつ、場全体を盛り上げていく必要があると思います。
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