前回に引き続き、今回は「話をわかりやすく伝える」際のポイントをご紹介させていただきます。
これまでも何度か触れさせていただきましたが、相手にわかりやすく伝える上で、ラベル(情報を整理・理解するための見出し)は非常に役立ちます。
そのラベルの使用において、私は以下のようなポイントがあるのではないかと考えています。
適当に
・複数のラベルを1セットで伝える際に、厳密性を追求し過ぎないようにする
-網羅性・完全性を意識しすぎない(聞き手は自分が意識しているほど気にしない)
-5つ以上になると覚えづらいので、3-4つにまとめる
-「その他」は使用しない
印象的に
・以下のような工夫を行うことで、より印象に残りやすくする
-例え話や絵なども併せて使用することでイメージを沸かせる
-単語の種類をそろえる(名詞・形容詞、カテゴリー)
-無理なく可能であれば、頭文字をつなげて1単語にする(ラベルのセットに対するラベルを作成する)
柔軟に
・参加者から漏れを指摘された場合などは、既存のラベルにこだわり過ぎずに柔軟に対応する
-ラベルの解釈を拡大することで漏れた要素を収めるように試みる
-それでもまとまらないときは、ラベル自体を追加・変更する
ラベルを有効活用すると、相手の理解を促進するとともに、研修の場における共通言語ができるため場をリードしやすくなりますが、逆にあまり多くのラベルを与えると干渉を起こして混乱してしまう可能性もあるので、注意する必要があると思います。
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