研修の種類について紹介しましたが、講義型の部屋の形式にはどのような種類のものがあるのでしょうか?
私は、研修運営上の効率性・一体感の生み出しやすさ・行いやすい演習の種類という観点で、以下4つの形式に分類されると考えています。
教室型
(メリット)
・多くの人数を収容できる(基本的には制限なし)
・セッティングが容易(不要)
(デメリット)
・ほとんどの参加者・インストラクターが正対せず顔を合わせないため、一体感を生み出しにくい
・個人演習以外の演習が行いづらい
・インストラクターや他の参加者に質問がしづらい
島型
(メリット)
・全参加者がインストラクターと向き合うため、一体感を生み出しやすい
・小グループでの演習・ディスカッションが行いやすい
・チームメンバー同士で不明点などを補いやすい
(デメリット)
・収容可能人数が少ない(最大4島合計24名)
・全体でのディスカッションが行いづらい
会議型
(メリット)
・全参加者同士が顔を合わせるため、一体感を生み出しやすい
・中央のスペースを使用することで、注目を集めやすい
・全体でのディスカッションが行いやすい
(デメリット)
・収容可能人数が少ない(最大20名程度)
・小グループでの演習が行いづらい(動きづらい)
ゲーム型
(メリット)
・全参加者同士がお互いを見ることで、心理的な距離が縮まるので、一体感を生み出しやすい
・中央のスペースを使用することで、注目を集めやすい
・体を使う演習が行いやすい(ビジネスマナーなど)
(デメリット)
・収容可能人数が少ない(最大15名程度)
・メモがとりづらい
・お互いの様子が気になるので、集中が途切れやすい
丸1日以上費やす長い研修かつレクチャーの割合が多い場合は、途中で部屋の形式を変えることで、参加者の気分転換を図るのも効果的だと思います。
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