以前インストラクターに必要な能力について説明させていただきました。
その中の一つに、参加者を精神的な側面からサポートするためのメンタリング能力がありました。
今回は、メンタリング能力を構成する要素をさらに分解して考えてみたいと思います。
観る(観察力)
相手の現在の状態・自分との精神的な距離感・自分に求めているものを見極める
聴く(傾聴力)
相手が話しやすい雰囲気を作り、相手の感情を受け止め、相手に共感を示す
導く(指導力)
相手の成果と余力に応じて適切なアドバイスを行う
前述のとおり、メンタリング能力は、新入社員研修などの長期の研修では、特に欠かせないと思います。
中でも"観る"ことは、適切な指導を行うために必要な情報を多く与えてくれます。
ただし、実際のメンタリングの場においては、緊張状態にあるため、必ずしも正しく観ることができるとは限りません。
相手にとって緊張状態にない、いわゆる"素の状態"の方が、より正確に観ることができると思います。
したがって、実際のメンタリングの場においてよく観るのはもちろんのこと、普段からよく観察し、相手の真の状態を見極めることがとても重要だと考えています。
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