前回説明させていただいたようなインストラクションを行うためには、参加者にとって内容そのものが有意義なものであることは必須ですが、説明の仕方自体も工夫する必要があるかと思います。
私は、以前使わせていただいた理論・経験・実践の枠組みに沿って、以下のようなポイントがあるのではないかと考えています。
理論:ラベル
参加者にとって覚えやすいラベリング(説明する内容に対して、わかりやすく印象に残りやすい見出しをつけること)を行うことで、効率的に脳内に理論を整理することができる。絵や図などを併せて使うと有効。
経験:ケース
参加者にとってわかりやすい例え話をすることで、参加者の過去の経験とリンクさせながら(イメージを思い描きながら)、効率的に理論を理解することができる。
実践:ワーク
5分に一度のペースで手か頭を動かさせることで、受動的に(インストラクターから与えられて)理解した理論を、能動的に実践しながら効率的に吸収することができる。また、参加者の脳が活性化されるので研修そのものに対する集中力が持続しやすくなる。
また、上記3つをより効率的に行うためには、随所にユーモアを織り交ぜることで、脳の緊張を解きほぐすことが重要であると考えています。
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