研修を実施する際に緊張はつきものだと思いますが、緊張にはどのような種類があり、それぞれどのように解消すればよいのでしょうか?(一般的なプレゼンテーションにも共通していると思いますが)
私は、緊張には大きく分けて以下の4種類があるのではないかと考えています。
未熟
(定義)思うように話し出せなかったり、参加者のスキルレベルが高く、自分の能力では対応しきれないことに対して不安を感じている。
(対策)何もしゃべらずにじっとしていると緊張感が高まっていくので、極力開始直前まで人と話すことで緊張を発散させる。(前の方に座っている参加者に話しかけることができると良い)
脱線
(定義)自分の想定している流れから外れたり、想定どおりに話せないことに対して不安を抱いている。
(対策)話す内容を文章レベルでがちがちに固めてしまうと、ぎこちなくなってしまったり、それに振り回されてしまうので、話す内容はキーワードレベルにとどめておく。同様に、必要以上にリハーサルを実施しすぎない。
爆撃
(定義)異論・反論が出ることや、それらに対応できないことに対して不安を抱いている。
(対策)想定される質問(詳細な質問や直接関係のない質問も含めて)とその回答・かわし方をできるだけ多く考えておくことで、心に余裕を持たせる。
危険
(定義)初対面の見えない相手に対してなんとなく不安を感じている。
(対策)苦手な人・想定外の大人数・不満な態度・意地悪な質問など、通常ありえないようなワーストケースを想像しておくことで、そのギャップにより安心感を得る。
上記内容は、自分の精神状態をコントロールしているに過ぎないので、本質的な解決にはなっていないのかもしれません。そういった意味では、究極的には場数を踏んで慣れるしかないのではないかと思います。
しかしながら、いくら経験を積んでも、ある程度の緊張はつきものであると考えていますので、少しでも精神的な余裕を持つために、事前に上記のような対策をするように心がけています。
最近のコメント