メッセージングが果たす役割についてお話しさせていただきましたが、今回はメッセージングを行う上でのポイントについていくつかご紹介させていただきます。
研修内容や研修全体の流れから、あらかじめメッセージする内容を正しく決めておくことが大前提となりますが、その上でいざメッセージを伝えるときには、以下のような点に気をつけるべきであると考えています。(企業内研修における私自身が気をつけているポイントです)
状態を把握する
参加者の様子などを見て、想定しているメッセージおよび伝え方が正しいかどうかを最終判断する。参加者によって状態が様々な場合は、どのターゲットに対して何を伝えるべきなのかを優先順位付けする。
トーンを変える
声や振舞い方をコントロールすることなどにより、通常のレクチャーや単純な連絡事項とは違うという空気(印象)を作り、参加者を聞く姿勢にする。
"想い"を伝える
伝える内容が論理的に正しいことを説明するのではなく、自らの実感として重要であると感じているという、"想い"を伝える。
一貫性を持たせる
伝える内容に一貫性を持たせる。特に前後に自分以外の人がメッセージングを行う場合は、一貫性を保てるように配慮する。具体的には、言っていることが食い違わないようにすることはもちろんのこと、同じ意味の内容を伝えるときには、言葉を合わせるようにする。
もちろんこれだけですべて上手くいくわけではありませんが、メッセージングはその内容だけではなく、実際に伝える際の伝え方次第でその効果が大きく変わってくるため、上記のような点にも注意するよう常に心がけています。
最近のコメント