今回は、前回に引き続き成長力の意義についてご説明させていただきます。
前回は人生の3つの成長環境における問題点を述べさせていただきましたが、今回はそれらに対応する理想状態について述べさせていただきます。
【各成長環境における理想状態】
Stage1.家庭環境
適度に苦労・努力・我慢を経験させ、時には避けることを許容せずにあえてぶつからせることで、いざというときに辛いことから逃げずに乗り越えようという意識を醸成する
Stage2.学校環境
物事の必要性を理解させ、自発的に吸収するための動機づけを行うことで、自らの意思で必要なものを身につけていくという意識を醸成する(習得する内容に偏りが出過ぎないように、興味がないものや不得手なものに関しては、ある程度強制する必要はあると思いますが)
Stage3.会社環境
環境に適応させつつも、個性と自主性を尊重し受け入れる風土を提供することで、自分の意思で道を切り開いていこうとする意識を醸成する
以上のことなどによる、"自己の形成"を行うことで、環境に依存し過ぎない強い自己を確立することができ、結果として様々な節目における選択肢が増えるのではないかと考えています。
これこそが個々の社員にとっての成長力を高めることの本来的な意義なのではないかと考えています。また、このような自己が形成された社員が集まった企業は、変化に強い企業となるのではないかと思います。
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