メンタリングを行う上で、共感して励ますだけではなく、時には厳しい指摘をすることも必要かと思います。
私は、そのような場合における対応方法には大きく以下の3つがあるのではないかと考えています。
キレ
・意識面の甘さを根本的に変えたい場合や危機感を与えたい場合(投げやり・逃げ腰状態など、相手のエネルギーがマイナスの時)
・怒りの感情を表現しながら直接的に指摘することで、現状の問題に向き合わせる(こちらのエネルギーをプラスにする)
失望
・悔しさをばねに努力させたい場合
・がっかりした様子を見せたり、「できると思っていたのに」と伝えるなど、本々の期待値の高さを感じさせることで奮い立たせる
無視
・意識面の甘さを根本的に変えたい場合や危機感を与えたい場合(自分自身の非を感じていない・興奮状態など、相手のエネルギーがプラスの時)
・怒りの感情を表現せずに、かわすことで相手のエネルギーを発散させながら、目を自分自身に向けさせる(こちらのエネルギーをマイナスにする)
キレと無視に関しては、目的は同じですが、相手の状態に応じて使い分けるべきだと考えています。
相手が興奮状態の時に感情的に怒ったり、逆に相手が投げやりな時にかわしても、あまり生産的な場にならないと思います。
感情のエネルギーを+-で表したときに、場としてのエネルギーをゼロにするというのが、私の基本的な考え方です。
したがって、相手のエネルギーの絶対値によって、こちらのエネルギーの絶対値も変わってきます。
もちろんケースバイケースなので、結局はその場その場での適切な判断が求められます。
加えて感覚的な話が多くなってしまい申し訳ありませんが、一つの参考にしていただければと思います。
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