インストラクション全体で考えたときにポイントとなるのは、前回説明させていただいたように、理論・経験・実践をうまく組み合わせていくことだと思います。
今回は、その中でも説明する(喋る)という局面にフォーカスしたポイントをご紹介させていただきたいと思います。(以前ご紹介させていただいたプレゼンテーションの構成要素のDeliveryに該当する部分です)
私は、価値提供の流れに沿って、以下のようなポイントがあるのではないかと考えています。
話しの焦点を合わせる
参加者が聞きたがっている内容(トピックおよび深さ)を聞き手の反応を見ながら察知し、それに応じて話しの構成・流れ・話し方を変える。
わかりやすく伝える
参加者にとって覚えやすいラベリング(説明する内容に対して、わかりやすく印象に残りやすい見出しをつけること)を行い、例え話などを用いながら伝える。(前回もご説明させていただきましたが)
異議・質問に答える
説明している過程で参加者に生じる異議や質問を、聞き手の反応を見ながら察知する。その後それらを引き出し、答えることで解消させる。
理解を促す
参加者が説明した内容を理解するための充分な間を取ることで、理解を促す。また、表情を観察したり、相槌を促すことで理解度を確認する。
基本は上記流れの繰り返しだと思いますが(当たり前ではありますが)、もう少し細かいポイントについて、次回以降でご紹介させていただければと思います。
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