研修を実施する際に、笑いを取ることで適度に場を和ませることも必要だと思いますが、笑いにはどのような種類があるのでしょうか?
私は、研修における効果的な笑いには大きく分けて以下の4種類があるのではないかと考えています。(この考え方自体は一般的な理論ではありませんので、笑いながら読んでいただければと思いますが・・・)
White Humor
(定義)ニュースや世間話など、場の固い空気を和ませる話
(効果)本編に入りやすくする
(利用シーン)朝・オープニング
(ポイント)元気よく高めのトーンで話す
Blue Humor
(定義)ギャグや突っ込みなど、場の空気とのミスマッチを利用することで聞き手の意表を突く話
(効果)聞き手の緊張・疲れを緩和する
(利用シーン)朝・オープニング
(ポイント)テンションを上げ過ぎない・自分から先に笑わない
Red Humor
(定義)苦労話や失敗体験談など、聞き手の過去の未熟さを実感させる話
(効果)聞き手に成長を実感させる
(利用シーン)夜・クロージング
(ポイント)研修によって成長したことを伝える・笑いながら話す
Black Humor
(定義)愚痴や批判など、聞き手の辛い境遇を理解していることを伝える話
(効果)苦労を分かち合うことで、聞き手を労う
(利用シーン)夜・クロージング
(ポイント)冗談に聞こえるように、笑みを含みながら話す
上記の4つを効果的に使い分けることが望ましいと思いますが、性格による向き不向きもあるので、まずは自分に合ったものを見極めることが重要だと思います。(可能であればオープニング向きのものとクロージング向きのものを1つずつ使えるとよいと思います)
逆に、緊張感の中に生まれたユーモアは、参加者の脳を活性化し、研修の効果を促進しますが、ユーモアの中に生まれた緊張感は、参加者を混乱させ、研修の効果を阻害してしまいますので、参加者の気が緩みっぱなしにならないように、緊張をコントロールすることも重要だと考えています。
最近のコメント