効果的な学習や育成を行う上で、育成者や責任者が学習者に対して方向付けを行うことは重要だと思いますが、その中でもメッセージングが果たす役割は大きいと感じています。
成長をサポートするために、節目節目で伝えるべき内容を"メッセージ"、メッセージを伝えることを"メッセージング"と定義しています。(以前「育成能力」の中でも触れさせていただきましたが)
メッセージングの目的としては、大きく以下の3つがあると考えています。
目的1.考えさせる
本人が気づいていない点などを示唆することで、考えるきっかけを与える
目的2.整理する
これまで行ってきたことを一緒に振り返ることで、整理する
目的3.動機づける
ねぎらう・励ます・興味を持たせるなどすることで、今後に向けて動機づける(モチベーションを向上させる)
マンツーマンで育成を行う場合は、本人と接する機会が多く確保でき、また本人との距離も近いため行い易いと思います。
逆に、研修などマスに対して育成を行う場合には、個々人と接する機会も相対的に少なく距離も遠いため、メッセージを伝えることが非常に難しくなります。
いずれの場合も、学習者の状態を見極めたうえで、適切な目的・内容・タイミング・場を設定し実行する力が育成者に求められると考えています。
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